縁結びの神様として全国的に知られる出雲大社(いずもたいしゃ)は、島根県出雲市に鎮座する日本有数の古社です。大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀り、神話の舞台としても名高く、厳かな雰囲気と歴史の深さに触れられるパワースポットとして多くの参拝者を魅了しています。

1.出雲大社ならではの神聖体験
境内には清めのための「末社 祓社(はらえのやしろ)」があり、まずここで心身を整えます。また、出雲大社の参拝作法は、一般的な神社の「二礼二拍手一礼」ではなく、「二礼四拍手一礼」。これは、大国主大神への特別な敬意を表すものです。また、本殿は通常の神社と異なり、神様が東を向いておらず、本殿の西側(殿の横)が神様の正面。多くの人が見逃すこの参拝ポイントで、正式なご挨拶をお忘れなく!
2.可愛いうさぎに会える♡神話の大国主大神と“ムスビ”の力
出雲大社の御祭神は、国造りと縁結びの神として知られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。その「ムスビ(結び)」の力を象徴するのが、本殿近くにたたずむ「ムスビの御神像」です。大国主が神々から力を授かる神話の一場面を表した像で、触れると良縁を引き寄せるといわれます。また、境内には神話に登場するうさぎをモチーフにした石像のうさぎたちも点在。さまざまなポーズのうさぎたちは可愛らしく、とても癒されます。

3.大しめ縄と素鵞社
出雲大社を象徴するのが、神楽殿にかかる日本最大級の「大しめ縄」。長さ13.6メートル、重さ5トンの圧倒的な存在感に圧倒されます。そして、現存する最古の「大社造」様式を継承した御本殿は高さ24mの国宝で、神社建築の原点とされる貴重な建物。さらに、隠れたパワースポットとして人気の素鵞社(そがのやしろ)では、大国主の父神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、社の裏にある「出雲の砂」を持ち帰ることで、自宅の土地の浄化や守護になると伝わります。この砂は、神々が降り立つとされる「稲佐の浜の砂」と交換していただくもので、忘れずに立ち寄りたい霊地です。
アクセス
電車: JR「出雲市駅」から一畑電車で「出雲大社前駅」下車、徒歩約5分
車: 山陰自動車道「出雲IC」から約20分
飛行機: 出雲縁結び空港からバスで約30分
地図:Googleマップより引用