三溪園 *桜木町駅からバス

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三溪園は横浜市本牧にある日本庭園で、実業家・原三溪により1906年に開園されました。京都や鎌倉の歴史的建造物が点在し、四季折々の自然と調和する風景が魅力。中でも早春に咲く「臥竜梅」は園の象徴のひとつで、名画《弱法師》にも描かれています。文化と自然が織りなす癒しの空間です。


1.歴史的建造物の数々

三溪園には、京都や鎌倉から移築された歴史的建築物が17棟点在し、そのうち10棟が国の重要文化財に指定されています。中でも「旧燈明寺三重塔」は室町時代建立の名塔で、園内の高台に佇む姿は、四季折々の風景と調和し、訪れる人々を魅了します。

2. 四季折々の自然と「臥竜梅(がりょうばい)」

春の桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに異なる表情を見せる三溪園。その中でも特に注目されるのが、早春に咲く「臥竜梅」。龍が地を這うように枝を伸ばす様から名づけられた梅です。この梅は、東京国立博物館が所蔵する名画《弱法師(よろぼし)》にも描かれており、実際に三溪園に由来する梅として文化的にも価値の高い存在です。自然美と芸術が結びついた、三溪園ならではの魅力です。

3. 内苑の静けさと文化の薫り

外苑の開放的な雰囲気に対し、内苑は静寂で洗練された空間。池や茶室、築山、石灯籠などが絶妙に配置され、まるで一幅の絵画のような風景が広がります。ここは原三溪が文化人をもてなした特別な空間であり、日本の伝統文化と美意識が凝縮されています。

アクセス

・JR根岸線「根岸駅」より市バス58・99・101系統「本牧」下車、徒歩約10分
・みなとみらい線「元町・中華街駅」よりバスで約15分

地図:Googleマップより引用​

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